2019年12月8日日曜日

社会人マウサーを続けるコツ

この記事はマイクロマウスADVENTカレンダの8日目の記事です.
昨日はなおフィスさんの次回作の構想でした。

>注文した品は来ないが、今シーズン台風を呼び寄せ続けた方がきっとためになる話をしてくれます!!
先日もタッチパネルからのオーダが虚無に消えて食べられませんでした。台風は参加大会ほぼ全てにおいて発生し、全国大会の時すらフィリピン沖に28号が発生してました、ここまでまで来ると呪いか何かではなかろうか?

閑話休題
こんばんは、アライです 今年でマウサー10年目となりました。
恐らく今回のADVENTカレンダー参加者の中で最年長です。なのでこうして長くマウサーをやっていると学生の時は参加していたけど社会人になって大会から足が遠のく人を何も見てきました。
新しい道を見つけてマウスを離れるならばいいのですが、マウスを続けたいと思いつつ気づいたらフェードアウトになっている人はもったいないのでそういう人達向けに何か書ければと思った次第。

社会人マウサーを続けるコツはただ一つ
『新作でなくてもいいからマウスを持って大会へ行く』
大会に出ていればマウサーです。
自分も新作の開発が滞り4年間同じ機体で参加し続けたことがありますし、何年も同じ機体で参加し続けている人はたくさんいます。
これだけだと石投げられそうなので新作も作りつつ参加し付けるための自分なりのコツを話したいと思います。

社会人になると新作を作るための障壁が増えます。今回は以下の3つについてです。

  1. モチベーション
  2. 時間
  3. 開発環境

1.モチベーション

最も重要でありこれがあれば他は無くても多少何とかなります。
学生時代はそうでもないかもしれませんが、一人でやろうとしたり年を取り始めたりすると意外と維持が難しくなります。
主な要因として周りに仲間がいなくなるというのがあります。
世の中のエンジニアは意外と自分の仕事範疇の技術以外は無頓着な人が多く、家で趣味の開発している人なんてほぼいません。なので大会会場にいるマウサーは3σからか外れた異常者強者です。
周りにマウスについて語る相手がいない、仕事が忙しい等で気づけばモチベーションが削られていきます。
なので積極的に支部会、大会に参加してマウサーと交流しましょう。
特に大会は新作が間に合わなそうでも出場してください。
締め切りや後輩に煽られ進捗がでますし、周りをみて危機感覚えたりするので自然とモチベーションが上がります。


2.時間


学生の時に比べて目に見えて減ります。お金と時間使い方を工夫して対応です。

・お金で解決できるところはお金で解決
ここで社会人最強の武器の登場です。
・部品は予備を十分に確保
 部品が壊れて替えが届くまで何もできないということお避けるために使っているパーツは常に予備を確保。特に3Dプリント部品等の壊れるリスクがあるものは予備を多めに発注。
・お金を出して素性の確かなものを買う
パーツはdigikeyやRS等信頼できるところで買いましょう。アリエクで安いチップを買って偽物をつかまされるor性能が出なくて無駄に時間を取られるのを避けましょう。

・作業タイミング
いつ開発を進めるかも重要
土日にまとめてと考えていると意外と時間が取れません
ボッチでないなら友達に誘われて予定が入ったり、仕事で疲れて寝てしまったりするので
1日30分でいいので毎日コツコツやるのがいいです。
配線一本、コード1行、パラメータ調整一つでいいので少しづつ進めましょう。
アニメ見ながらでもいいので少しでもいいので手を動かしましょう、地味に進みます。

3.開発環境

ネックになるのが加工設備と迷路
設備は外注もしくはFabLabを利用、自宅のスペースと資金に余裕があるならCNCや3Dプリンターを買ってしまうのも手です。
迷路は広い部屋に引っ越して8x16を買う
大きい迷路を用意するのは難しいので6x4程度でいいのでなんとかしましょう、工夫すればターン調整はなんとかなります。
またゲイン調整程度なら迷路を使わなくても黒ペンキで塗ったベニヤ板で十分できます。

長々と書いてしまいましたがお付き合いありがとうございました。
また今年の大会実績や新作についてはまた近いうちに書きたいと思います。

次はしまじゃきさんの『 切符鉄への誘い/マイコンC++』です。









0 件のコメント:

コメントを投稿